詰将棋・賞と価値観



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  1. よい詰将棋と、そうでない詰将棋

    詰将棋には個々の作品の評価があり、その評価を与えるべく価値観が存在しています。しかし、「どのような詰将棋が最もすぐれた詰将棋か」という設問に対して、詰将棋を作ったり解いたりする人はある程度の回答を用意しているはずです。しかしそれは、一様の回答とはならないでしょう。これはあくまでも個人の主観の範囲で、例えばあなたがある詰将棋を解いたとして、その詰将棋に対してどういった感想を持つか、ということです。
    ただ、みんなが全く別の感性で、とはいっても似通った部分は当然あります。2つの優れた詰将棋を比較した場合に意見は分かれることはありますが、優れた詰将棋とそうでない詰将棋を比較した場合には意見が分かれることはありません。だから「そうでない詰将棋なんだ」といわれると、卵とニワトリになってしまうわけですが・・・
    私(金子)の場合はですね、「良い詰将棋の条件とは何か」と問われたなら・・・
    「そんなことを言葉で説明できるくらいなら、詰将棋なんて作らないさ」
    ああ〜、またしても抽象論に終始してしまった。ここの項目、誰かうまく書き直してくれないかなあ。

  2. 看寿賞

    詰将棋に与えられる最高格の賞です。1年間に発表された全て(!)の新作詰将棋の中から短編・中編・長編の各分野ごと最優秀作1作を選びます。このため、他の賞とのダブル受賞もよくあります。
    看寿賞(かんじゅしょう)の名称は、江戸時代における詰将棋の名手である伊藤看寿(いとうかんじゅ)に因むものです。

  3. 塚田賞

    近代将棋誌の詰将棋投稿コーナーに発表された新作詰将棋の半年分の中から、短編・中編・長編の各分野ごとに最優秀作1作を選びます。
    かつては、詰将棋も得意としていたプロ棋士・塚田正夫氏が選考していましたが、名称は現在に引き継がれています。

  4. 半期賞

    詰将棋パラダイス誌の詰将棋学校コーナーに発表された新作詰将棋の半年分の中から、各学校(現在は小学校〜大学院まで6階級)ごとに最優秀作1作を選びます。
    名称がマイナーなのですが、塚田賞とは同格と思われます。

  5. その他の賞

    その他の賞としては、将棋世界誌も年間の最優秀作の選考を行っています。
    過去にあった賞としては、将棋ジャーナル賞(将棋ジャーナル誌は廃刊になってしまった)などがあります。
    詰将棋パラダイス誌では、将棋の順位戦のような「詰将棋順位戦」が行われています。A級の優勝作は「並みの受賞作より上」と思われますが、固有の名称がありません。

  6. 選考方法

    選考方法は各賞ごとにさまざまです。
    看寿賞:読者投票でノミネートされた中から選考委員投票
    塚田賞:選考委員による投票
    半期賞:解答者の投票を参考にして解説担当者が選考
    将棋世界賞:選考委員による合議

  7. 賞の「中味」

    気になる「賞の中味」ですが、賞状・盾などです。副賞があるものもありますが、驚くような金額ではありません(ほとんどの場合、「驚くような少ない金額」です)。受賞した本人が「名誉」と感じるかどうか、の問題でしょう。

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